【悲報/店じまい】光陽楼が閉店するという、あまりに悲しいニュースです。機械が壊れた上に後継者がなく、店主としては、新設備を導入するよりも引退を選んだとのこと。あー。立石から、またひとつ美味しいものが消えていくーー。
このお店、地元民を除けば、ほぼノーマークかと思います。
確かに、
光陽楼を目的に、遠くからわざわざ
立石まで足を運ぶ必要はないかもしれません。
「立石のイノ・シカ・チョウ」と言われる
モツ焼き「宇ち多゛(うちだ)」、
立ち食い寿司「栄寿司」、そして、
鳥の唐揚げ「鳥房」に較べれば、「
立石ならでの雰囲気=昭和三十年代の薫り」に欠ける側面は否めません。
ですが、私は、
光陽楼のいっそ潔いほどの
”高濃度の味”をこよなく愛します。
光陽楼の本領は、
あんかけ物にあると思います。
中華丼(800円)、
もやしソバ(600円)、
鳥肉のあんかけラーメン(700円/写真上)……あんかけによって、ただでさえ濃い味付けが、さらに濃厚になっている点がたまらなく好きです。
麺系メニューは、太目の卵麺を使用しています。
かつて、
光陽楼は非常に混んでいました。おじさんは、調理に出前に駆けずり回っていました。思い起こせば、私は、
光陽楼のおじさんが歩いている姿を見たことがありません。それくらい忙しかったんです。それが、事情により長期休業し、その後も、定休日がまちまちになってしまいましたが、現在は、ようやく
定休日が火曜日に落ち着いたようです(ただし、時々気まぐれで休むので、遠方の方は当日要電話確認)。
場所は、仲見世商店街の中ほどにある四つ角を、駅を背にして右に曲がった突き当たり(ここは
中央通り商店街と呼ばれています)。
□ 「光陽楼」
住所:〒124-0013 東京都葛飾区立石1-16-11
電話:03-3696-8592
営業: 11:30~21:00、火曜定休
お勧めメニュー:中華丼 ¥800、もやしソバ ¥600
鳥肉のあんかけラーメン ¥700、レバニラ炒め¥750
追記:「うまにそば」にはまる
なんと味が濃いのだろう。元来、しょっぱいモノ好きな私でさえ、しばしば「濃すぎ」と思うほど、
光陽楼のメニューは、すべて明快な味を示します。
このしょっぱさには、水がよく合う。お店の方もわかっているのでしょう。こちらがお願いしなくても、じゃんじゃかコップに水を足してくれます。これも、私が
光陽楼を好く理由のひとつです。
光陽楼は、あんかけモノにつきるというのが私の基本思想ですが、あんかけではないけれどレバニラ炒め(750円/写真下)もおいしいです。ちゃんとレバを油通ししているから、レバが臭くないのよ。
また、ついつい中華丼(800円)を注文してしまうので、今まで見落としていたのが「うまにそば」(800円)。「中華丼を食べたいけど、麺も食べたいし、つゆも飲みたい」ーーそんなことを口にしたら、おじさんが、「じゃ、うまにそばだな。上にのっかってるの、中華丼と一緒だからさ」と、率直でナイスなサジェッション。
「うまにそば」、はまりました。
追記(2014年5月28日):40年近く通って、初めて食べた光陽楼の「レバそば」
今月、帰郷した際に
光陽楼の「
レバそば」(800円)を食べました。40年近く通って初めて食べたメニューです。
レバニラ炒めは食べたし、麺にも未練ありーーそんな心境を話したら、おじさんが「うんじゃ、『
レバそば』だな。上にかかってんの、レバニラ炒めだからさ」と、いつものように率直でナイスなサジェッション。で、注文したわけですが、そして確かにおいしかったのですが、私は今回限りでいいかな。
そもそもレバニラは、片栗粉をまぶし油通ししたレバに、タレがまつわりつくのが魅力でしょう。それが、おつゆにひたされると片栗がとろけて、極端な話、レバ丸出しになっちゃうんですよ。そうすると、微妙にモツの臭みが出てしまう。
レバもそばもと、欲をかいた私が悪かった。次回は、レバニラには王道のライスでいくと決めた日。