2015年11月07日

石内都 写真展:『ひろしま』遺品たちが生きる今 於・ゲティ美術館

LALALA magazine 10/23/2015より転載 文・柳田由紀子

石内都

 写真家、石内都の「Postwar Shadows」展が、ゲティ美術館で開かれている(〜来年2月21日)。「横須賀ストーリー」「連夜の街」など初期の作品から、「キズアト」「Mother’s」他、現在に至る石内の足跡を丹念に辿った内容だが、中でも胸を揺さぶられるのが「ひろしま」。広島平和記念資料館が所蔵する、原爆犠牲者の遺品を撮影した写真群である。

 石内氏は語る。
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2015年11月06日

闘うリフォーム:けれども問題は窓がない

 6月からやってる台所のリフォーム。まだ終わんない。アメリカの大工さん、もーいちいち驚かせてくれます。ただし、値段は安い。日本の半額以下じゃないかしら。

リフォーム
 昨日は、ようやく窓を付けるというから期待してたら途中までで帰っちゃった。ガラスの寸法があわないって言ってた‥‥。

 こうして、うちではまだまだ〈ビニール張り生活〉が続く。夏が来て、夏が過ぎ、秋が来て、まもなく晩秋。

リフォーム
 で、今日。大工はノコノコと夕方4時頃に現れて、片方の窓だけ付けて帰って行った。大工さん、私はあんたの段取りがまったくわかんない!

時系列で追うこの窓のヒストリー

リフォーム
 6月末。工事第1日目。1950年代の鉄製の窓を↓このようにする計画で壁の解体が始まった。

リフォーム
 従来の窓は柱で支えていたけど、コーナーを格好良く「はめ殺しガラス」にしたいという私の野望がありーー。

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タグ:リフォーム
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2015年10月26日

別府温泉郷4泊5日の記:よっ、別府、ニッポン一!

「何と言つても、温泉は別府だ。別府に比べたら、伊豆の熱海や伊東などは殆ど言ふに足りない」ーー作家、田山花袋は、名著『温泉めぐり』(1926年)にこう書いた。温泉王国ニッポンで、ニッポン一の誉れ高い別府温泉郷、その実力のほどーー。

別府温泉
 鉄輪温泉「湯けむり展望台」からの眺望。街中が♨︎もくもくもくもく♨︎。

別府温泉
 温泉には禿げ頭がよく似合う。明礬温泉の「別府温泉保養ランド」にて。

4日目夜:明礬温泉にて

 窓の外には、別府市街と別府湾の夜景が広がっていた。もくもくもくもく、あいかわらずあちらこちらから湯けむりがたなびいている。目をこらすと、ちょうど真ん中辺りに別府駅。そうだ、私はあそこからこの旅を始めたのだ。たったの4泊5日だというのになんと濃密な旅だったろうーー。
 私は、その夜、別府温泉郷の中でも最も高所、標高400メートルの明礬温泉にいた。

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posted by 柳田由紀子 at 15:41| Comment(0) | 日本のにごり湯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

魚屋のない町、伊根(京都府)の舟屋、「与謝荘」に泊まったよ

 あれは数年前。福井駅の待合室で周辺案内のブックレットを見ていたら、大変郷愁を誘う写真に出逢いました。

伊根の舟屋 


 その写真は、↑こういった感じのものでした。そして、そこには「伊根の舟屋」と書いてありました。
 説明には他に、「伊根湾沿いの水際ぎりぎりに約230軒の『舟屋』が建ち並ぶ。『舟屋』とは、1階が舟のガレージで、2階が居室になっている建物のことで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている」。
 国うんぬんはどうでもいいのですが、写真に大変惹きつけられました(それにきっと魚もおいしいだろうし)。あれから数年。今回、舞鶴に行った足で、ようやく伊根を訪ねました。

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posted by 柳田由紀子 at 06:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月11日

舞鶴引揚記念館と引揚桟橋−−瞼が湿った〈再会と諦め〉の港

 この10月10日、舞鶴引揚記念館が所蔵するシベリア抑留関連資料が世界記憶遺産に登録されたんですね。ちょうど今秋、舞鶴引揚記念館を訪ね、ブログにまとめようと思っていたところでした。

舞鶴引揚記念館

 ところで、舞鶴や引揚げといえば、なんといっても「♫ 母は来ました 今日も来た」の『岸壁の母』です。少し話はそれますが、以前、西田佐知子さんをインタビューした時に、西田さんがこう力説したんです。
「私は、なぜあの方が国民栄誉賞に選ばれないのか、まったく理解できない。あれこそ日本の魂の歌ですよ」
『岸壁の母』を歌った二葉百合子さんのことでした。西田さんというと、都会派&洗練のイメージが強い歌手なだけに、『岸壁の母』を激賞したのはとても意外でしたし、西田佐知子の底力を見た思いでした。

舞鶴
 引揚桟橋。この橋については後述することにしてーー。続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 16:50| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月03日

非差別部落(同和地区)の歴史を学びに、奈良の「水平社博物館」を訪ねた。

 数年前に上原善広さんの『日本の路地を旅する』(文藝春秋)を読んで以来、〈路地〉(同和地区、被差別部落。上原さんは、中上健次文学にならい〈路地〉と表現)について学びたい気持ちが募っています。
 そこで、「舳松(へのまつ)人権歴史館」(大阪)に続いて、今度は奈良の「水平社博物館」を訪ねました。水平社とは、戦前にあった全国初の部落解放運動組織で、現在の部落解放同盟の前身です。



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posted by 柳田由紀子 at 16:39| Comment(0) | 路地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月28日

アメリカで複雑骨折してみたら

LALALA magazine, the 09/18/2015 issueより転載
文/柳田由紀子

 あれは8月末の未明。トイレに起きた私は、不覚にも電源コードに足を絡めて転倒。左手甲を複雑骨折してしまった。以来苦節3週間。今、私は徹底的に思っているーーアメリカの病院には二度と行きたくない、と。

複雑骨折
 これはイメージ写真です。私が複雑骨折したのは左手の甲。

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posted by 柳田由紀子 at 21:23| Comment(0) | 過去の雑誌記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする