2013年12月18日

セントルイスの「ミズーリ植物園」は”全米最大”の日本庭園

 アメリカにはたくさんの日本庭園がありますが、セントルイスの「ミズーリ植物園」(1977年〜)内にある「清和園」は、”全米最大”日本庭園(17,000坪)です。それにしても、なぜ、日系人の歴史が長い西海岸や、メジャーな大都市ではなくセントルイスに“全米最大”があるのか? 不思議ですね。

ミズーリ植物園2.jpg


 調べたところ、創設に協力した団体のひとつに「日本・万国博覧会記念財団」の名がありました。実は、1904年に開催された「セントルイス万国博覧会」で、日本政府は大規模な日本村を造っています。そして、日本村のエキゾチックな日本建築や日本庭園は、センセーションといえるほどの人気を博しました。つまり、意外にもセントルイスと日本には、古くからの歴史がある。私は、“全米最大”の理由が、この辺りにあるような気がしています。
続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 03:37| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意外に狭かった「リンカーンの家」(イリノイ州、スプリングフィールド)

 スプリングフィールドという地名は、全米に腐るほどありますが、「リンカーンの家」があるのはイリノイ州のスプリングフィールド。セントルイスから1.5時間、シカゴやインディアナポリスから3時間の地です。
 若き弁護士、リンカーンがこの街に越したのは1837年、スプリングフィールドがイリノイ州の州都になった年。彼はこの街で結婚し、子どもをもうけ、大統領になりホワイトハウスに移った1861年まで暮らしました。

リンカーンの家2.jpg
 1844年〜1861年までリンカーンが住んだ家。リンカーン夫妻は、新築ではなく中古を購入。2階部分他を増築した。

続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 00:28| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

セントルイスのメトロリンクはなかなかです。

 マンハッタンやシカゴ、サンフランシスコ、シアトル、ポートランドなど、一部の都市を除けば、公共交通機関が悲しいほどダメダメな車社会のアメリカ。でも、意外なことに、エコとは無縁なイメージの中西部、セントルイスががんばっているんです。

メトロ.jpg
 セントルイスを走るメトロリンク。ランバート・セントルイス国際空港にも乗り入れている。

続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 17:50| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧セントルイス駅舎(ユニオンステーション)の豪奢に往時を偲ぶ。

 アメリカ西部開拓の玄関口だったセントルイスには、鉄道黄金時代に大活躍した駅舎、ユニオンステーションが残っています(現在のアムトラック、セントルイス駅とは別。2つの駅間は徒歩約20分)。

ユニオンステーション
 お城みたいでしょう? これがユニオンステーションの入口。豪奢ですね。1894年建立。建築家は、ドイツ人移民のセオドア・リンクです。一説に、1900年のセントルイス人口のなんと62パーセントが移民だったといわれます。つまり、それほど多くの人々がより良い生活を求めて西部へと向かったのです。そこで、駅を造るにあたっても全米で最も大きく、そして豪華な建物が計画されました。建設費は6億5千万円($1.00=100円で計算)。当時の6億5千万円って、今だといったいいくらに値するんでしょう?

続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 04:33| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月05日

セントルイスでうまきもの:フライド・ラビオリ

 セントルイス発祥の食べ物といえば、有名なのがアイスクリーム。そして、下の写真の「フライド・ラビオリ」もセントルイスの発明品であります。
フライド・ラビオリ
 ラビオリを揚げてパルメザンチーズをかけた、わりと塩味の効いたアペタイザー。地元では、トマトソースをディップして食べる人が多い。ビールやワインにとても合うし、ややチップス的風味もあり、♪やめられない、とまらない。

続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 20:53| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月04日

セントルイスになぜ、ゲートウエイ・アーチがあるのか?

 セントルイスのシンボルは、なんと言ってもゲートウエイ・アーチ。エーロ・サーリネン作、外壁がステンレス製の、モダニズム溢れる格好良い建造物です。では、なぜセントルイスにこんなものがあるかというと、話は1803年の「ルイジアナ買収(Luoisuana Purchase)」に遡ります。これ、日本ではあまり馴染みのない出来事ですが、アメリカでは中高生の歴史教科書でゴチック太字扱いされるほど、とてつもなく大事。日本でいうと、「いい国作ろう鎌倉幕府」くらい大事です。

ゲートウエイ・アーチ
 ルイジアナ買収とは、1803年にトーマス・ジェファーソン大統領がフランスのナポレオンから、当時フランス領だったミシシッピー川以西(現在の15州に当たる広大な土地)を購入したという歴史的事実を指します。ご存じのように、アメリカはイギリスの植民地という境遇から、独立戦争(1775年〜1783年)を経て建国しました。そのせいか、多く人が、建国時からずっとアメリカがあの広い大地すべてを領土にしていたと考えがちなのですが、そうではない。フランスやスペイン、メキシコの植民地がまだまだたくさんあったのです。
続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 15:07| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月01日

ミズーリ歴史博物館ーー「1904年セントルイス万博」以外にもこんなものが。

 セントルイス、フォレスト・パークにある「ミズーリ歴史博物館」セントルイスはミズーリ州です)のことは、過日、「1904年セントルイス万博の日本村を訪ねて」に記しました。今日は、万博以外の展示物を紹介します。

スピリット・オブ・セントルイス号
 館内中央に展示された「スピリット・オブ・セントルイス号(Spirit of St. Louis)」の姉妹機(1928年製)。1号機は1927年、チャールズ・リンドバーグが世界で初めて単独・無着陸の大西洋横断飛行に成功した単発機。機名は、セントルイスの名士たちが資金援助したことに由来する。この姉妹機は、映画『翼よ! あれが巴里の灯だ』(1957年、ビリー・ワイルダー監督、ジェームズ・スチュアート主演)で活躍。

続きを読む
posted by 柳田由紀子 at 16:14| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする