〈小鍋仕立て〉なるものを知ったのは、池波正太郎の随筆を読んだ時。江戸っ子で稀代の食通だった池波は、鍋焼きうどんの食器みたいな小さな鍋に、食材を二、三品だけ入れて、小粋な〈小鍋仕立て〉をささっと作ってみせる。
季節は三月。こちら、ロサンゼルスは暖かくなってきたので、これがこの冬最後の〈小鍋仕立て〉の思いを込めて、市販出汁を使った超簡単な〈
カニ鍋〉を作ったとさ(調理時間10分弱)。
用意するもの=
ズワイガニ、白菜、市販の白出汁。
ズワイガニ(snow crab)の殻を洗って汚れを取る。
食べやすいように
カニの足をバラバラにして、あらかじめ包丁で切り口を入れておく。
硬い殻は、布巾をかぶせカナヅチで叩く。
小鍋に、市販の白出汁をお吸い物の稀釈で入れる。味の濃さは好みで変えてください。加える場合は醤油ではなく塩で。沸騰手前まで温める。
白菜を投入。しんなりするまで煮る。くたくたになった白菜も寒い季節に合うので、柔らかさは好みで。続いて
カニを投入すれば一丁上がり!
posted by 柳田由紀子 at 17:06|
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