
この度、新アップルTVをゲット。早々、スティーブ・ジョブズを追ったドキュメンタリー映画、『Steve Jobs: The Man in the Machine』(『スティーブ・ジョブズ:ザ・マン・イン・ザ・マシーン』/128分)を見ました。この映画は今夏公開されたのですが、私が短期間日本に行っている間に劇場公開が終了。今は、ストリーミングでしか見られないようです。

監督は、『「闇」へ』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したアレックス・ギブニー。彼のお父さんは、「TBSブリタニカ社」元社長のフランク・ギブニーです。フランクは海軍日本語学校の卒業生で、同校は他にドナルド・キーンや故・オーテス・ケーリ(同志社教授)など、キラ星のごとき人材を輩出しています。アレックスが、弘文や禅に興味を持ったのは父親の影響かもしれません。
『宿無し弘文ースティーブ・ジョブズの禅僧』(柳田由紀子著/集英社インターナショナル/1900円+税)増刷出来!
以下は映画から。著作権を侵害するとまずいので、ちょっとだけ。



しかし、では、この映画がジョブズと日本とか、禅とか、あるいは弘文に焦点を充てているかというとそうではありません。正直言って、私には作者が何を言いたいのかよくわからない映画でした。
ただ、今まで見たことがない(少なくとも私は)ジョブズの映像がたくさん出てきて、その点は興味深かった。でも、熱烈なジョブズ・ファンならすでに見ているかも。



他に注目点は、ジョブズの最初のガール・フレンドで、娘リサの母親でもあるクリスアン・ブレナンがたっぷりとインタビューに答えていることでしょうか。ブレナンには以下の著書もあり、この本を読んだり、彼女と少しばかりメールでやり取りした経験から、私には、かなりぶっちぎれた人という印象があります。しかし、今でもとってもきれい。未亡人のローリーンしかり、ティナ・レドセしかり、ジョブズって相当な美人好みだったんですね。
最初の恋人、クリスアン・ブレナンが書いた自伝『The Bite in the Apple−−A Memoir of My Life with Steve Jobs』。未翻訳出版。
なお、最近、曹洞宗の資料を読み返していたら、こんな文章が出てきました。ジョブズと芸者さん、どんな会話をしたんだろう? 下の文章は、浅草中屋の社長さんで、元マガジンハウス編集者の中川雅雄さんの発言です。
