2015年11月25日

謎の禅僧、乙川弘文も登場するスティーブ・ジョブズのドキュメンタリー映画、『Steve Jobs: The Man in the Machine』

『スティーブ・ジョブズ:ザ・マン・イン・ザ・マシーン』

 この度、新アップルTVをゲット。早々、スティーブ・ジョブズを追ったドキュメンタリー映画、『Steve Jobs: The Man in the Machine』(『スティーブ・ジョブズ:ザ・マン・イン・ザ・マシーン』/128分)を見ました。この映画は今夏公開されたのですが、私が短期間日本に行っている間に劇場公開が終了。今は、ストリーミングでしか見られないようです。

スティーブ・ジョブズ
 実は、私、スティーブ・ジョブズが師事した禅僧、故・乙川弘文の伝記を書いていまして、この映画に弘文が出てくると聞いたので見たわけです。

スティーブ・ジョブズ
 はい、確かに乙川弘文、登場します。これは、アメリカ人の前で書道をデモンストレーションする弘文。弘文は、書の達人でもありました。

 監督は、『「闇」へ』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したアレックス・ギブニー。彼のお父さんは、「TBSブリタニカ社」元社長のフランク・ギブニーです。フランクは海軍日本語学校の卒業生で、同校は他にドナルド・キーンや故・オーテス・ケーリ(同志社教授)など、キラ星のごとき人材を輩出しています。アレックスが、弘文や禅に興味を持ったのは父親の影響かもしれません。




 以下は映画から。著作権を侵害するとまずいので、ちょっとだけ。

スティーブ・ジョブズ
 晩年、オーストラリアの山奥の禅堂で法話する弘文。映画に挿入されたのは、オーストラリア人の門弟が撮影したビデオです。なお、この時の法話については、以前、「Kotoba」誌に一部紹介しました。弘文老師、珍しくジョブズに少々言及しています。

スティーブ・ジョブズ
 同じビデオからの引用。弘文はニコニコとした柔和な人で、かなり天然ボケだったらしい。

スティーブ・ジョブズ
 映画には、永平寺や龍安寺など日本の禅的風景もたくさん出てきます。

 しかし、では、この映画がジョブズと日本とか、禅とか、あるいは弘文に焦点を充てているかというとそうではありません。正直言って、私には作者が何を言いたいのかよくわからない映画でした。
 ただ、今まで見たことがない(少なくとも私は)ジョブズの映像がたくさん出てきて、その点は興味深かった。でも、熱烈なジョブズ・ファンならすでに見ているかも。

スティーブ・ジョブズ
 初来日時、ソニーの工場(と思います)を訪問するジョブズ。この時、同行したBob Bellevilleは、映画の中でインタビューに答えていますが、彼によればジョブズの初来日は1982年。私が以前、やはり初来日に同行したというロッド・ホルトに取材した時には78年か79年と語っていました。どちらが正しいのか? さらに調査を続けます。

スティーブ・ジョブズ
 ジョブズには、生け花の余白美がよく似合う。

スティーブ・ジョブズ
 裁判所かそれに準じる機関から、アップル株関連の聴取を受けるジョブズ。すでに病状が進んでいて、答えるのもしんどそう。アップル株問題といえば、この映画は、アップル社が発注する中国の工場の劣悪な職場環境などもリポートしており、ジョブズのキャピタリストとしての一面にも言及。

 他に注目点は、ジョブズの最初のガール・フレンドで、娘リサの母親でもあるクリスアン・ブレナンがたっぷりとインタビューに答えていることでしょうか。ブレナンには以下の著書もあり、この本を読んだり、彼女と少しばかりメールでやり取りした経験から、私には、かなりぶっちぎれた人という印象があります。しかし、今でもとってもきれい。未亡人のローリーンしかり、ティナ・レドセしかり、ジョブズって相当な美人好みだったんですね。

 最初の恋人、クリスアン・ブレナンが書いた自伝『The Bite in the Apple−−A Memoir of My Life with Steve Jobs』。未翻訳出版。




 なお、最近、曹洞宗の資料を読み返していたら、こんな文章が出てきました。ジョブズと芸者さん、どんな会話をしたんだろう? 下の文章は、浅草中屋の社長さんで、元マガジンハウス編集者の中川雅雄さんの発言です。
スティーブ・ジョブズ


 

 

 




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