魚の味噌漬(西京漬。Saikyo style)は、なぜかアメリカ人にとてもウケが良いです。まだ無名だった頃のかの「NOBU」がロバート・デ・ニーロに見初められたのも、西京漬を供したからという話もあるくらい。
魚の味噌漬や西京漬なんて、手間がかかりそうなイメージですが、実は相当簡単にできちゃいます。私はこれを作る時、一気にたくさん漬けて余った分を冷凍します。すんごく便利です。
完成図。本当は付け合わせに谷中生姜といきたいところですが、アメリカにはないので紅生姜で我慢。
用意するもの:味噌、酒、砂糖、魚(鮭、真鱈、サワラなど)。
1)味噌、酒、砂糖を混ぜる。味噌:酒:砂糖の割合=2:2:1。お味噌は、いつも自分が使っているものでオーケー。白味噌を使えば甘めの仕上がりに。西京味噌なら西京漬になります。なお、酒粕や塩麹なんかを入れてもいいです。
2)混ぜるのに、今回はすり鉢を使いましたが、別にボウルでやっても大丈夫。要はよく混ざればいいのだ。
3)魚に軽く塩をふる。3、4分で表面が汗をかいたようになるので、そうしたらペーパータオルで拭き取る。こうすると魚の臭みが取れるし、軽く塩味もつきます。写真は紅鮭。真鱈やサワラなんかも、味噌漬けに向いています。
4)平べったい容器に(2)の味噌を敷く。
5)味噌の上に魚を置く。今夜は、紅鮭(右)とオヒョウ(左)。オヒョウは英語ではhalibut。アメリカにはサワラがないもんで。オヒョウのように淡白な魚は、味噌が浸透しやすいので漬けすぎに注意。
6)魚の上にもうっすらと味噌を。蓋をして冷蔵庫で4、5時間。
7)4、5時間経ったら冷蔵庫から出す。焼く前に、魚の表面のお味噌を取ってね。ヘラを使うと取り除きやすいです。余分に漬けて、余ったものは写真のようにラップにくるんで(この時、やはりお味噌は取ってね)、冷凍庫にしまっておくと便利です。余った味噌もそのまま冷凍庫に入れちゃってください。使い回しできます。足りなくなったら、味噌やお酒、砂糖を加えていってください。そうしているうちに、自分好みの「味噌床」ができていきます。
posted by 柳田由紀子 at 20:35|
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