
調べたところ、創設に協力した団体のひとつに「日本・万国博覧会記念財団」の名がありました。実は、1904年に開催された「セントルイス万国博覧会」で、日本政府は大規模な日本村を造っています。そして、日本村のエキゾチックな日本建築や日本庭園は、センセーションといえるほどの人気を博しました。つまり、意外にもセントルイスと日本には、古くからの歴史がある。私は、“全米最大”の理由が、この辺りにあるような気がしています。
実際、帰宅後『Quiet Beauty: The Japanese Gardens of North America』(Kendall H. Brown/ Tuttle)を読んだところ、「セントルイス万博時に展示された灯籠が、この庭にある」と記されていました。Kendallさんは、うちの近くのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の教授。実に丁寧に、そしてマニアックにアメリカの日本庭園を調べている方で、いつもお世話になっています。『Quiet Beauty』にも、数々のアメリカの日本庭園が紹介されています。



枯山水もあります。

*行き方:セントルイスのダウンタウンから車で約15分。バスは8番(シビックセンター駅から乗れる)か80番。
Missouri Botanical Garden開園時間:9:00am 〜5:00pm (冬期〜4:00pm)、クリスマス他を除く毎日入園料:$8.00、子ども無料4344 Shaw Blvd., MO 63110phone: 314-577-5100