2013年12月18日

セントルイスの「ミズーリ植物園」は”全米最大”の日本庭園

 アメリカにはたくさんの日本庭園がありますが、セントルイスの「ミズーリ植物園」(1977年〜)内にある「清和園」は、”全米最大”日本庭園(17,000坪)です。それにしても、なぜ、日系人の歴史が長い西海岸や、メジャーな大都市ではなくセントルイスに“全米最大”があるのか? 不思議ですね。

ミズーリ植物園2.jpg


 調べたところ、創設に協力した団体のひとつに「日本・万国博覧会記念財団」の名がありました。実は、1904年に開催された「セントルイス万国博覧会」で、日本政府は大規模な日本村を造っています。そして、日本村のエキゾチックな日本建築や日本庭園は、センセーションといえるほどの人気を博しました。つまり、意外にもセントルイスと日本には、古くからの歴史がある。私は、“全米最大”の理由が、この辺りにあるような気がしています。
 実際、帰宅後『Quiet Beauty: The Japanese Gardens of North America』(Kendall H. Brown/ Tuttle)を読んだところ、「セントルイス万博時に展示された灯籠が、この庭にある」と記されていました。Kendallさんは、うちの近くのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の教授。実に丁寧に、そしてマニアックにアメリカの日本庭園を調べている方で、いつもお世話になっています。『Quiet Beauty』にも、数々のアメリカの日本庭園が紹介されています。



ミズーリ植物園3.jpg
 設計はUCLAの教授だった故コウイチ・カワナ。池泉回遊式の正統派庭園です。

ミズーリ植物園.jpg
 大きな池が特徴ですが、この池、なんと5,000坪! 広大な池を縁取る洲浜(すはま)は、コロラド・グリーンストーンやペンシルベニア・ブルーストーン、そしてミズーリ・ブラウンストーンで構成されていて、とてもきれいです。しかし、この池もそうなのですが、庭全体がなにやらスケールが大きすぎて、私には日本庭園という感じがしなかった……。

ミズーリ植物園5.jpg
枯山水もあります。


ミズーリ植物園6.jpg
 植物園は広大。日本庭園の他に、バラ園、アヤメ園、ドイツ庭園、中国庭園他がある。なお、日本庭園は、工事のため2015年春まで閉園。

 *行き方:セントルイスのダウンタウンから車で約15分。バスは8番(シビックセンター駅から乗れる)か80番。


Missouri Botanical Garden
開園時間:9:00am 〜5:00pm (冬期〜4:00pm)、
クリスマス他を除く毎日
入園料:$8.00、子ども無料
4344 Shaw Blvd., MO 63110
phone: 314-577-5100









posted by 柳田由紀子 at 03:37| Comment(0) | セントルイスと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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