2013年12月16日

「タリアセン」から寄り道:「ミネラルポイント鉄道博物館」は、南北戦争以前の駅舎。

 フランク・ロイド・ライトの「タリアセン」からの帰途に立ち寄った「ミネラルポイント鉄道博物館」を紹介します。

ミネラルポイント鉄道博.jpg
 1856年に造られた旧ミネラルポイント駅が、現在は鉄道博物館になっています。

タリアセン」同様、地元の石灰石を使用。南北戦争(1861年〜65年)以前の駅舎は、現在アメリカにはほとんど残っていないので希少な存在です。場所は、ミネラルポイントのダウンタウン。ダウンタウンは小さいので、すぐにわかります。


ミネラルポイント鉄道博3.jpg
 かつての切符売り場を再現。右の切符棚、懐かしいですね。私が小さい頃、東京もこんな感じでした。他に、南北戦争時代の鉄道資料や、地図、駅で使われた道具などが展示されています。

ミネラルポイント鉄道博2.jpg
 最盛期のミネラルポイント駅。昔の写真もたくさん展示。駅には、ミネラルポイント鉄道(後のシカゴ・ミルウォーキー・セントポール鉄道)やミネラルポイント・ノーザン鉄道が乗り入れた。ミネラルポイントで採掘した鉛や亜鉛を、シカゴ方面他に輸送するのが目的。もちろん、貨車だけでなく旅客車も走っていました。

ミネラルポイント鉄道博4.jpg
 シカゴ・ミルウォーキー・セントポール鉄道が誇る豪華客車、オリンピア号のティーセットやしおり。

ミネラルポイント5.jpg
  1917年頃のミネラルポイント駅を再現したジオラマも。駅舎には、鉄道のオーナー会社、ミネラルポイント亜鉛会社(1882年〜1979年)の本社も入っていた(社長さんだか重役さんの部屋が、博物館内に保存されています)。

ミネラルポイント3.jpg
 小さくて可愛らしいミネラルポイントのダウンタウン。1827年以来、戦前まで鉛や亜鉛で栄えた。とりわけ、第一次大戦時は好況に湧いたといいます。2000年の国勢調査では人口2,487人。

ミネラルポイント2.jpg
 ミネラルポイントには、鉱山採掘に長けたイギリス南西部の人々(コーニッシュ)が多数移住。今でもコーニッシュ料理を供する店が多い。「Red Rooster Café」は、コーニッシュの代表的料理、パスティ(牛肉や鶏肉、ジャガイモ、タマネギなどが詰まったバイ)が名物。パスティ好きの同行者が食べたところ、「なかなかいける」の由。
Red Rooster Café
158 High St, Mineral Point, WI 53565
phone: 608-987-9936


ミネラルポイント.jpg
 入らなかったけれど、こんな日本料理屋も。Red Rooster Caféの並び。黒板にラーメン$10.00と書いてあります。



 *ミネラルポイント=タリアセンからは約40キロ、車で約30分の距離。
Mineral Point Railroad Museum
開館:5/1〜10/31。冬期閉館
時間:木〜土10:00am〜4:00pm、日曜12:00pm〜4:00pm
入場料:$5.00
11 Commerce St., Mineral Point, WI 53565
phone: 608-987-2695









 大人のためのレゴ、レゴレジスタードマークアーキテクチャーが、日本でも正式発売。
フランク・ロイド・ライトの作品も!
 

 


posted by 柳田由紀子 at 10:04| Comment(0) | フランク・ロイド・ライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。