3泊4日の列車旅、最後の晩餐。食堂車は寝台客優先で今夜は満席のため、展望車にてひとり売店のあり合わせ。ま、いっか。それにしても芸のない。すべて冷凍食品のチン。日本の駅弁に、♪逢いたくて 逢いたくて〜。はい、ハーフボトルいただきました。ケンダル・ジャクソン、$15。
展望車の地階にお酒を売る売店があるため、自然、呑んべが集まる。世も更けて、クラブ系に変身しつつある。みんな、けっこう酔ってる感じ。私は、ハーフボトルだけでおとなしく引き揚げた。えらいは、あたし^_^。列車は、ようやくテキサス州を過ぎてアーカンソー州入り。
真夜中の停車駅。アーカンソー州ホットスプリングス国立公園駅。温泉に入りたいね。
座席に戻ると、前にいたはずのおにいちゃんが、通路を隔てた横の席に移っており、元々その席にいたおねえちゃんと抱きあって寝てる。私は知っている、ふたりがさっき、この車内で出会ったばかりだということを。何があったの??
夜中、車窓から眺めるアーカンソー州都、リトルロックの議事堂。
5、6時間寝ただろうか。夜が明けてまいりました。いよいよセントルイスが近づいている。追伸:通路を隔てて隣のふたりは抱き合ったまま。
セントルイス到着予定は、7:19。7時になったので降車準備をしていたらーー夫より、スマートフォンに電話が入る。「寝坊した。駅の待合室で待て」。オー・ノー、とうちゃん! こういう時こそ、「妻よ、よく来た。待ってたぜ」と、プラットフォームで迎えてガシっと熱い抱擁だろうに。ったく、隣のふたりは、まだ抱き合ってるってのに。
車内誌。
寝台個室はもちろん、普通車座席や展望車にも電気のコンセントあり。携帯充電、コンピュータ始動、オーケーです。ただし、サンセット・リミテッド号もテキサス・イーグル号もWiFiはなし。
降りるとなると、線路も汽笛も隣のふたりも(しつこいか)名残惜しい。
着いたーー、セントルイス駅。さっそくデーゼルを給油する働きもののアムトラック。お世話になったね、また逢おう! さて、待合室で夫を待つとするか。
セントルイスのアムトラック駅。メトロのユニオンステーションとは別なので注意(徒歩20分の距離)。
アムトラック寝台車のレポログは初めて見ました
料金は優しいですが、時間がなにしろですね。